【子どもの姿勢を守る】なぜ姿勢が悪いとよくないのか

学校も再開しましたが、長い休校期間を経て、登校するだけで筋肉痛になったという声も聞こえてきます。

子供の体力低下は顕著ですし、夏休みの短縮も決まり、暑い中での登校で熱中症のリスクも高まることでしょう。姿勢を整え、心身の負担を少しでも減らしていきたいですね。

3回目のコラムでは、『なぜ姿勢が悪いとよくないのか』をお話ししていきます。 また、姿勢がよくなる『ランドセルの背負い方』もお伝えします。

姿勢が悪いことのデメリット

子供に『なんで姿勢をよくしないとダメなの?』と聞かれたら、自信をもって答えられますか?

姿勢が悪いデメリットは、あげたらキリがないほどたくさんあります。でもこのコラムでは、姿勢と大きな関係のある自律神経の話など、難しい話しはあえてしません。

子どもたちにもわかりやすく、「少し姿勢に気をつけてみようかな!」と思ってもらえるようなお話をしていこうと思います。

デメリット(1)

呼吸が浅くなる

大きく息を吸えないということは、生きていくうえで欠かすことのできない酸素が充分に体内に入ってこないということです。その結果、疲れやすくなったり、頭がボーっとして集中力が低下する原因にもなります。ぜひ以下の方法で、お子様と一緒に『姿勢と呼吸のつながり』を体感してみてください。

(1)猫背にした状態で深呼吸をします

(2)次に背中をピンっと伸ばし深呼吸をします

どちらが大きく吸えましたか?猫背の姿勢では肋骨が大きく広がらず、息を深く吸えないはずです。

デメリット(2)

関節の可動域がせまくなる

身体がスムーズに動かない、ダイナミックな動きがしずらいなど、スポーツのパフォーマンスにも大きく影響します。身体がスムーズに動かない状態で無理をすると、ケガのリスクが高まります。

このように、姿勢は健康・スポーツ・学習など、人生全般に関わってきます。小さいうちからのちょっとした姿勢習慣が大切です。ぜひお子様と一緒に姿勢を整えていきましょう。

ランドセルの背負い方

ランドセルの重さは、教科書の量にもよりますが、5キロ以上。中学生にもなると、通学リュックの重さは10キロ以上になることもあります。

重いランドセルを背負い歩いていると、腰が反りやすくなるため、腰痛の原因にもなります。ランドセルが重くなればなるほど、体がうしろに引っ張られます。ると、バランスをとるために背中を丸め、首を前に出すような姿勢になってしまうのです。

重いランドセルを毎日背負うことも子供が猫背になる一因と言えます。

【対策】

・背中の上とランドセルの隙間が大きく開かないよう、ベルトの長さを調節しましょう

・重い教科書は、できるだけ背中側に入れるようにしましょう

・すでに肩や腰に痛みが出ている場合、肩パッドや肩ストラップを使い負担を減らすのも一つの手です。

・帰宅後に手洗い・うがいとセットで、前回のコラムで紹介した肩甲骨を寄せるストレッチを実践してみてください。

・これからランドセルを購入する場合は、できるだけ軽くしっかりしたものを選ぶことをおすすめします。


この記事を書いた人:中村貴博(大倉山・カイロプラクティックTAKUMI院長)

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