キッズコーチング認定講師がお伝えする、今すぐ使える子育てワンポイントコーチング!
今回は「子育ての最終ゴール」について考えてみたいと思います。
これからを生きる子どもたちに必要なのは…?
朝晩だいぶ冷えてきましたね。
『ママ寒い~』子どもたちからも、そろそろこの言葉が出てくる季節‼
ママが先回りして、上着を着せてあげたり、暖房をつけたりすることは簡単です。
子どもはいつも健康で、楽しく過ごしていてほしい。
どんなお母さんでもそう思っているはず。
でも、気をまわしすぎ、先回りしすぎてしまうと、
お母さんの指示を常に待つ子どもになってしまいます。
そんなときは、子どもの言葉をリピートしてからクエスチョン。
『寒いね‼どうする?』と聞いてあげると、豊かな発想が出てくる子になります。
まだ小さいうちは子どもの経験値が足りなくてわからいというときは
『上着着る?』『暖房つける⁉』『温かい飲みもの飲む?』『走る?』『ママとギューッてする?』
こんなふうに、お母さんに負担がかからない選択肢を出してあげるといいですね。
そして、その中から子どもに選ばせるのです。
それを続けていくと、そのうち自分で「今日は寒いな、上着着ていこう」など、自分で問題解決できる子になります。
子どもは自分で体験して「わかった!」をたくさん繰り返すことで学び、自分で考えられる子どもへと成長していきます。
「わかった!」に至るまでに失敗することもあります。でもそんなトライ&エラーを繰り返すことこそ、子どもにとっては大切な学びなのです。
子育ての最終的なゴールは、子どもが自立することだと言われています。
自立とは、人の指示を待たずに自分で考えて行動できるようにすること。
そんな自立した子どもにするためにも、多少遠回りに思えても子ども自身に考えさせ、危険がない限りは助けたい気持ちをぐっとこらえながら、失敗する姿も見守りましょう。
失敗したときに「どうしようか」と問いかけ、一緒に考えてあげることで、状況に合わせて最適な方法を自分で考えられる子どもに成長できるのです。これからを生きる子どもたちに必要なのは考える力です。
この記事を書いた人:加藤佳菜(株式会社シンフォニー)
プロフィール
(株)シンフォニー代表取締役、フルート・ピアノ・リトミック講師、キッズコーチング®認定講師シニアトレーナー、マリンFM「子育てミュージックcafé」パーソナリティー