キッズコーチング認定講師がお伝えする、今すぐ使える子育てワンポイントコーチング!
今回は「やんちゃな子・好奇心旺盛な子どもへの対応」のお話です。
やんちゃな子どもは 好奇心旺盛!「ダメ」と言いすぎずスキンシップで甘えさせてあげましょう。
ダメと言ってもきかない、思ったらすぐやってみないと気が済まない。ソファで飛んだり跳ねたり、テーブルの周りをグルグル歩きながら話をしたり、注意しているときもキョロキョロしたり落ち着きがない、じっとしていられない、という子ども。
お友達を叩いたりおもちゃを取ってしまったり、勝手なことばかりして、お母さんは周りに謝ってばかりで毎日クタクタですよね。
実はこのタイプの子どもは何でも自分でやってみて、どのようになっているのか自分の力で学んでいます。「ダメ」と言いすぎず、「やってみたい」気持ちを大事にしてあげましょう。
歩き始めの1歳や入園する3歳は新しい環境の変化で特に乱暴な時期になります。
「またいたずらして!」とお母さんはすぐにやめさせようとしますが、子どもは今何をしようとしているのかをまずは見守ってあげましょう。
危険なこと以外は子どもにとっては「実験」です。できるだけ興味を持ったことをやらせることでやる気も育ちます。そして一人で静かに取り組んでいるときこそ、集中力を育て、衝動性を落ち着かせるチャンスです。
子どもが危険なことをしていたら、「危ない」「痛いよ」「熱いよ」と、しっかり子どもの目をみて少し強い口調で言い聞かせます。「いいかげんにして」ではいいかげんがどのくらいか分かりません。具体的に伝えましょう。
叱るときは3回、4回以上は何回言っても3回ったときと同じ効果です。先生に叱られた場合、お母さんは叱ることはしません。
1度怒られているのであとはお母さんの愛情、スキンシップが大切です。このタイプの子どもは実は甘えん坊でお母さんが大好きです。
心理学では、生まれ持った気質というものがあります。キッズコーチングではこの気質を5つのキャラクターに分けています。衝動性の強いこのタイプはアクティブタイプと言います。
アクティブタイプの子どもは知恵が育ってくる9歳くらいになると、周囲の反応を察することができるようになります。
そうすると急に落ち着きが出てきて、おとなしくなります。もともと優しい心を持っているのでじっとしていられない乱暴な行動は成長すればおさまります。
好奇心旺盛な子どもは「ダメ」と言いすぎずスキンシップで甘えさせてあげましょう。
この記事を書いた人:加藤佳菜(株式会社シンフォニー)
プロフィール
(株)シンフォニー代表取締役、フルート・ピアノ・リトミック講師、キッズコーチング®認定講師シニアトレーナー、マリンFM「子育てミュージックcafé」パーソナリティー