【第4回】子育てが楽になる!子どもがぐんぐん伸びる!モンテッソーリの子どもの見方

今回は、1歳からのお手伝いについてです。

モンテッソーリでは、一番はじめの教育として「日常生活の練習」というものがあります。これは、自分で自分のことができるようになるために体をつくることを目的としています。

子どもは色々なものに興味を持ち「さわりたい!確かめたい!やりたい!試したい!」というエネルギーに溢れています。「危ないから・面倒だから」と全てを禁止したり取り上げるのではなく、環境を整えて、そのエネルギーを上手に方向付けてあげることで、どんどんできることが増えていきます。

ある年齢になって「もうできるかな?」「そろそろ自分でできるようになってほしいな」と親が一方的に与えても、子どもがその時に興味を持ってやるとは限りません。なぜなら敏感期があるからです。敏感期の時にしつこいくらいにやりたがったことも、過ぎてしまうと全く興味を示さない、ということがあります。子どもが「やりたい!」という時期が一番のやりどきです。

1歳の子どものお手伝い

1歳の子には、野菜を触らせてみましょう。

私たちにとっては見慣れたなんてことないただの「野菜」ですが、小さな子は繊細な五感を使って確かめます。ゴツゴツ、ザラザラ、つるつる、ブツブツ……、さまざまな触感は脳を刺激します。

レタスや青梗菜などの葉を一枚一枚はがしてもらうのもいいですし、じゃがいもやにんじんを水で洗ってもらうのもいいですね。プチトマトやイチゴのヘタを取ることもできます。

そのときに「ゴツゴツしているねぇ」「これはじゃがいもだよ」と声をかけてあげるのもいいですね。絵本やテレビで知るよりも、実際のものを目の前にして五感を使いながら知ることで、学びの質が変わります。そしてものには全て名前があるということを日常の中で知るのです。

フルーツは切ってラップをかけて渡します。
断面からかおる酸っぱい香り、甘い香り、ツンとした香り、さまざまな香りが嗅覚を刺激します。

こうして小さな頃から食材に触れることで、食べることや料理への興味関心へと広がっていきます。

お金をかけて特別なプログラムや玩具を用意しなくても、家庭できることはたくさんありますよ。


この記事を書いた人:丘山亜未(プラスモンテ)

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