【子どもの姿勢を守る】姿勢に関して赤ちゃんの時から気をつけたい3つのこと

【1】抱っこ紐の正しい使い方を知る

首が据わらないうちの縦抱っこは、重い頭を支えることができないため、首の負担が大きくなります。首に負担がかかると、身体が緊張したり、向き癖の原因になることもあります。

外出する際は、手を添えなくても首を支えることができるベビーカー、横抱きができる抱っこ紐やスリングなどがオススメです。首が据わった後も、縦抱っこをする際は、布の部分で首をしっかり支えてあげましょう。

抱っこ紐に関して、よく受ける質問

「子供を前向きに抱っこしても大丈夫?」

同じ景色を見て、お子さんに話しかけることができるため、街でよく見かけるようになりましたが、以下の3つの理由でやめたほうがよいと考えています。

・抱っこ紐の種類によっては、股関節がM字になりにくいため、股関節の負担になることがあります

・寝てしまった時に、首が支えられないので、頭が前後に大きく振られ、首の負担になる

・お母さんが万が一つまづいて転倒した時に、お子さんの顔を守れない

もし前向き抱っこをする場合は、腰が据わってからにしましょう。その際はできるだけ短時間にし、股関節がM字になっているかどうかを確認してあげください。

【2】うつ伏せが大切なことを知る

首がある程度据わってきたら、徐々に『うつ伏せの時間』を作っていきましょう。

うつ伏せでの動作が背骨のS字カーブを作っていきます。首を持ち上げたり、手で身体を支えることが、お座りやハイハイなど、次の成長へとつながっていきます。

首がある程度据わってくる生後3ヶ月目に入ったら、少しずつ『うつ伏せの時間』を取っていきましょう。

時間の目安は、月齢×5~10分です。3ヶ月のお子様であれば、1日に合計で約15分。3分を5セットのようなやり方で行います。

うつ伏せにする際は必ずそばにいるようにし、手遊びなどをしながらスキンシップをはかっていくと、機嫌よくうつ伏せでいてくれるでしょう。

成長には個人差があるため、時間にこだわらず、泣いてしまったら、うつ伏せが嫌いにならないよう、すぐに仰向けに戻してあげてください
そして、機嫌の良さそうな時を見計らって、またチャレンジしてみてください。

【3】ハイハイをいっぱいさせてあげる

手足を交互に動かすことは脳の発達を促します。背骨の大切なS字カーブが出来上がっていくのもハイハイによるところが大きいのです。また、興味をもったものに触りたいという気持ちが好奇心を育て、達成感を得ることにもつながります。

それほど大切なハイハイなので、つかまり立ちをしないからといって、無理に立たせたり、歩行器や手を添えて歩かせたりしないほうがよいと言われています。

ハイハイをする中で、手足の筋肉や背筋などの抗重力筋が強くなり、つかまり立ち、歩行へとつながっていきます
できるだけハイハイしやすい環境を作ってあげてください。

幼少期の姿勢が赤ちゃんの頃の過ごし方と密接に関係があるとは意外かもしれませんが、とても大切な時期ですので、上記のことをぜひ意識してみてください。

6回にわたり、姿勢についてのお話しをしてきましたが、正しい知識とちょっとした意識で、お子様の姿勢を守ることができます。ぜひお子様と一緒に姿勢改善の体操も取り入れてみてください。

お子様の成長過程で気になることなど出てきましたら、いつでもご質問ください。
6回にわたり、お読みいただき、ありがとうございました。


この記事を書いた人:中村貴博(大倉山・カイロプラクティックTAKUMI院長)

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