【お絵描きしりとり】やったことありますか?
先日、息子に子守りをお願いして飲みから帰宅したら・・机にこんなものが。
これ、我が家では人気の遊びなのです。
息子が生まれる前も、生まれてからも、娘が生まれる前も、生まれてからも、今でもずっ~と定番の遊び。
息子が中学生だったころは、友達が学校帰りによくウチにきてコタツに溜っていました。反抗期で自分の家に帰りたがらない男子が何人も家にきてスマホをいじっているので…
『ちょっと、あんたら!お絵描きしりとりやるよ!』と集合させ、なにかというとこればかりやっていました。紙とペンさえあれば何人いようがいまいが準備もなしにすぐに始められるのですから…しかもなにげに盛り上がる。授業の集中力は全く無さそうなやつらが、みんなして、頭を抱えてこれには必死になるのです。
いや~~、じつに恐ろしい光景ですね~(笑)
……さて、本題。
先程の1枚。どうやら娘と息子が描いたもののようで…息子の絵が幼稚なのか?娘の絵が上手いのか?
なかなかのレベルに仕上がっております。
娘はこの間まで、しりとり(単純に口に出して言葉を考える)するのが精一杯だったのに・・・この絵はなに?!と正直驚きました。
確実に表現力がついているんです!!!!←かびらじぇい風
そこで、お絵描きしりとりが子どもの脳にあたえる影響力について改めて考えてみたんですよね。(大げさに)
自分の出した答えを相手に確実に伝えるにはどうしたらいいか?
また、それが伝わりにくいものならどう表現すればいいか?
上手く描けないという事をカバーするための方法。それは…時にはそれをデフォルメしたり、俯瞰的な風景にしてみたりという工夫ですね。
《耳》を描いても、残念にもそれが餃子に見えてしまったら…?なので、一緒に顔を描きます。
しかし伝えたいのは耳なので、あくまで他のパーツは小さくして、耳の部分をきちんと強調させます。
単純に《信号》を描いてもそれが団子にしか見えないことだってあります。そういう場合はその脇に車や人を付け足すことで
それが信号だと特定してもらえるのでは………と、回数を重ねていくと、意識なく子どもはその技を学んでいくようです。
これは凄いことですよ。
相手に伝えたい、ま、言い換えれば負けたくない(笑)という気持がこうもいろんな知恵を生み出すのです。
また、この遊びには『誤解される。』というトラブルも必ずあり、それも面白さのひとつです。
例えば、相手の描いた信号から運動靴を描いて返したとします。
《しんごう》→《うんどうぐつ》→《つ○○》が自然の流れ。
しかし相手は今度はヘンテコリンな?動物を描いて自信満々ドヤ顔でよこしました。
そう、《しんごう》→《うわばき》→《きつね》だと受け取ったんですね。
しかし自分が運動靴を描いたのに、なぜ相手が『き』から始まる動物?を描いたのか分りません。
ここで脳がフル回転!!
これは、何の絵だ?犬?いや、鼻尖ってるしキツネ?いやどう見てもキツネだな…ということは、『き』で終わるもので似たような絵・・・あ!う、上履き!!と思ったのか~・・・とこうなる訳です。
この間に働いてる脳細胞たるや凄まじい!!!
最後に相手の描いたものを順番に読み上げていき『え、これ、○○だったんじゃないの?』『やだ~、違うよ~●●だよ~。も~ッ』
と仲良くイチャイチャする感じもいいですよね。←あれ?違う?(笑)
なにも算数解いてるだけが脳を活性化させてる訳じゃない!算数できなくても、お絵描きしりとりが上手けりゃいいんだ!!
………………とは、いいませんが
さあ、早速、今、あなたの隣にいる人に、
『ね~、ね、お絵描きしりとりやらない?』
って声をかけてみて。