
乳幼児の子どもには「遊び」は重要な意味がある!
興味や発達にあわせた「遊び」を行うことで、さまざまな刺激を受け、成長します。また、スキンシップは子どもに安心感を与え、社会性が発達するだけでなく、おとなにとっても、優しい気持ちをもち、幸せを感じることができます。
そこでおすすめするのが、「ふれあい遊び」です。
「ふれあい遊び」は、周りにいるおとなや子どもとのスキンシップをしながらコミュニケーションを楽しめる遊びなのです!
では、「ふれあい遊び」にはどのような効果があるのでしょうか?
大きく3つあるといわれます。
1)「わらべうた」(昔から子どもたちに親しまれている歌)
2)「手遊び歌」(子どもたちが体を動かし、学ぶ)
3)「身体遊び」(全身運動で楽しむ)
「ふれあい遊び」を通して、心の情緒の安定や、感覚機能の発達など、子どもたちの感情が豊かになること必至です!
ここで発達段階に見合ったふれあい遊びの例(0歳から3歳未満児まで)を紹介します。
育児中のママが御覧になっていれば、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
0歳児の乳児さんには、「こちょこちょ」(ぐるぐる洗濯機、いっぽんばし こちょこちょ)、「おせんべやけたかな」、「いないいないばあ」、「おつかいありさん」がよいようです。
1歳児さんには、「あたま・かた・ひざぽん」、「タッチあそび」、「にらめっこ」、「なまえあそび」。
2歳児さんには、「げんこつやまのたぬきさん」、「こぶたぬきつねこ」などがよいでしょう。
また注意としては、首が座ってからからだを持つ位置に気を付けたり、子どもの反応を見ながら。基本的には「機嫌が良い時」に行うことがよいでしょう。(泣いているときに効果があるときも)。声を変えたり、速さと遅さの加減、緩急などを付けること、子どもの目をあわせ、声掛けを忘れずに!
次回は、2025年12月掲載予定です。
※出典「夏本番、ウキウキワクワク、暑さに負けない 小牧家族」(短期講座)2024年8月1日
於:小牧味岡市民センター大講義室(小牧市久保新町60)の講演より。
この記事を書いた人:田中卓也
群馬県の大学(育英大学)の教育学部児童教育専攻教授。また現在横浜市内の保育系専門学校で非常勤講師を担当している。「保育者は子どもが出会う最初の先生!」をスローガンに、おもしろくてためになる講義を行う。「子どもの遊び・文化&保育教育総合実践ゼミ」を開設し、遊びの実践や研究、保育学生ボランティアの指導、学生と幼児らの自然体験活動のコーディネートなども積極的に行っている。




