4つの「研究ラボ」と1つの「みるラボ」
「ぞうけいラボ」では、4つの「研究ラボ」と1つの「みるラボ」の合わせて5つのブースがあります。研究員として実際に自分で実験してみるだけではなく、アーティストの作品を鑑賞することができます。それぞれのラボの様子をご紹介します。
【研究ラボ1】「まぜると何色?特別なジュースをつくろう」
ここでは、水に絵の具を垂らしていきいろんな色を混ぜるなどして自分だけのジュースを作れます。一度作ったジュースのコップを洗って何度もやり直すことができるので、子どもは納得の色になるまでいろんな色の組み合わせを楽しんでいきます。
最後にこのジュースの名前を付けてラベルシールを貼ります。「にゅうどうぐもジュース」「トマト160円」「うま!ソーダ味」「ぶどうのもと」など、子どもの自由な発想に思わず微笑んでしまいます。
【研究ラボ2】「紙を切ってつなげて!ジャングルをつくろう」
ここでは、切って繋げた作品をラボリーダーに天井からつるしてもらいます。自分の作品がつるされると大喜び。また、他の子どもが作った作品を眺めながら「これすごーい。」と自分にはない発想に刺激を受けている様子でした。
使っていい色画用紙は一枚。違う色を使いたい場合には、紙の交換場所に行き他の子どもの切れ端と自分の切れ端を交換するシステム。これは、自分では切らない形に出会い、新たな発想に繋がるように意図が込められているそうです。子どもの作品が広がっていくような細かい配慮に、企画者の想いが感じられます。
【研究ラボ3】「でっかい紙だ!のびのびお絵かきしよう」
こちらのブースの部屋に入ると床に一面張られた白画用紙に子どもは大興奮。キットパスの画材を使って長い線を描いたり、大きな丸をグルグルっと力強く描いたりして全身で思いっきり描きたいものを表現します。
キットパスの描き心地がさらさらとしてチョークのような画材なので手でぼかしたり色を重ね合わせたりしてお絵描きの実験を楽しむ様子も見られました。
【研究ラボ4】「アニメーション!絵をうごかしてみよう」
紙と鉛筆だけで2枚の絵で動く絵をつくれるコーナー。身近なアイテムでアニメーションの仕組みがわかります。自分が描いた2枚の絵は、紙をめくって動いている様子を楽しめるのですが、パソコンに取り込んで大きな画面に2枚の絵を連続で映してもらうことができ、自分のアニメーションを大画面で見ることができます。
他の人のアニメーション作品も見ることができ、「かわいー。」「すごーい。」などの歓声が上がります。自分の作品が映し出されたときの子ども達の表情は何とも言えない誇らしげな表情でした。
(4歳娘は目の表情が変わる猫の絵のアニメーションを描きました)
【みるラボ】「端地美鈴「電車にのって」」
ここでは、鉛筆と消しゴムでアニメーションを作っているアーティストの端地さんの作品や、作る過程が見られます。消しゴムのカスが絵になるという発想に触れ、驚きと「やってみようかな。」という声が聞こえてきました。パラパラと絵をめくっていくと中の絵が動いていく様子が楽しかったみたいで、何度も見返していました。