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横浜市電保存館に行ってきました!

100年以上前の横浜市民の足"市電"

みなさんはかつて横浜に、"ちんちん電車"の愛称で親しまれる「横浜市電」が走っていたのをご存知でしょうか。

横浜市電は、今からおよそ100年前、明治37(1904)年から昭和47(1972)年までの約70年間にわたって、横浜市民の足として活躍した路面電車です。

今回は、その横浜市電に関する資料を保存・展示する横浜市電保存館を見学してきました。

横浜市電保存館ってどんなところ?

横浜市電保存館は、市電が廃止された翌年の昭和48(1973)年8月に滝頭車両工場跡地に開館した施設。その後、昭和58(1983)年には、現在の市営住宅1階に建て直されました。

館内は当時の車両が展示されている車両展示コーナー、「横浜の発展と交通」をテーマに吉田新田の干拓から横浜の都市計画の基となる6大事業や地下鉄への移行などをわかりやすく解説されている歴史展示コーナー、子どもが大喜びの鉄道ジオラマコーナー、多目的コーナーと主に4つのコーナーに分かれています。

プラレールが使える!別館の「しでんほーる」

受付を済ませて、まず行ったのは、別館の「しでんほーる」。

取材した日は、ラジコンによる「プラレール運転会」が開催されていました。施設内に入ると、大きく組み立てられた線路がお出迎え。迫力のある光景に、親子共々テンションが上がります!

時間制交代で、ラジコンの電車を運転できます。「プラレール運転会は」ゴールデンウィークや長期休みなどの機会に行われているとのこと。詳しくは、横浜市電保存館公式ホームページをチェックしてみてください。

夏休みまでは、1回1グループ最大4組で30分プラレールを無料で使って遊ぶことができます。
入館後に先着で予約券が配布されるので、到着したらすぐに確認することをおすすめします。


裸足で上がるこちらのスペースでは、子どもが伸び伸びと線路を組み立てて遊べます。

出入り口にはフォトスポットとグッズ販売

入り口付近には、コントローラーのフォトスポットが。運転士になった気分で写真を撮ることができます。

取材日は子どもの日に近い時期だったため、鯉のぼりの飾り付けやフォトプロップスが置いてありました。季節感のある飾りと市電のコラボレーションも楽しみです。



グッズ売り場では思わず「可愛い!」と飛びついてしまいそうな電車をデザインした靴下『鉄下』や、鉄道型のお箸『ハシ鉄』などが並んでいます。電車好きにはたまらないですね。


レトロな市電に出会える!車両展示コーナー

館内へ進むと7両の市電車両、停留所標識、敷石が当時の姿で保存されています。




電車の中は自由に乗り降りができ、当時の市電の運転席の様子なども見ることができるので、子どもも大喜びでした。100年前に使われていたものがそのまま今こうして目の前にあると思うと感動しますね。


他にも実際に使われていた市電の部品が紹介されており、見慣れない装置やそれらの役割に、「こんな風になっているんだ。」という驚きと感動で大人も一緒に楽しめます。


上の写真は国家的な慶祝の日や、復興、博覧会、開港記念などに運行された、花電車。まばゆい光を振り撒きながら見ている人を楽しませていたそうです。

↑走っていた当時の様子

 

車掌さんの気分が味わえる!

鉄道ジオラマコーナーと多目的ホールにある市電シミュレーションやジオラマでは、本格的な街の中を電車や市電が走ります。それを操縦体験できるのでまるで車掌さんの気分です。

モニターに映るのは、電車の運転席からの映像。走っている場所を感じながら操縦が出来ます。(1回100円)

みなとみらいや新横浜の街も、人気の車両を運転して楽しめます。(1回100円)

こちらは市電シミュレーター
。桜木町周辺の街並みを市電で走ることができます。(無料)

疲れたら休憩スペースでゆっくり

車両展示コーナーとジオラマコーナーの間にある休憩スペースでは飲み物やアイスやおやつの自動販売機があります。

現在はコロナ感染症対策につき食事はできませんが、飲み物やおやつは持ち込んだものや自動販売機で購入したものは食べられるようです。コロナ感染症対策については横浜市電保存館の公式ホームページに載っていますので随時ご確認ください。

アイスやジュースが目に入るので、子どもたちは喜びますね。
写真左手にあるモニターには市立滝頭小学校の児童が作成した街のPRビデオが流れており、地域に愛された施設だということ伝わってきます。小学生が作ったクオリティにも感動です。

子連れママに嬉しいポイント!

休憩スペース以外にもテーブルと椅子が置いてあったり、ベビーカー置き場があったり、スロープになっていたり、授乳室やオムツ替え台があったりと子連れママにとって嬉しいポイントがたくさん!

↑車両展示コーナーの間に置かれたテーブルや椅子

↑ベビーカー置き場

 

子どもが楽しめる!

市電保存館の隣には横浜市営バスの滝頭営業所があるので、横浜市営バスをはじめ、みなとみらい周辺を観光できる連節バス「ベイサイドブルー」など、横浜中心部 からみなとみらい地区を運行する観光色の強い路線も窓から見られます。(休日のみ)
様々なバスが集結している景色は圧巻です。

また、外に出て向かいの道を入ると滝頭二丁目公園があります。


午前中に市電保存館、お昼ご飯から滝頭二丁目公園(神奈川県横浜市磯子区滝頭2丁目31−39)で遊んで帰るコースもおすすめですよ!近くにコンビニやハックドラックがあり、便利です。

 

子連れでおでかけPOINT
  • 授乳室あり
  • 施設内にトイレあり
  • 多目的トイレあり
  • おむつ替え台あり
  • おやつ持ち込みOK
  • ベビーカーOK

【横浜市電保存館】の基本情報

※取材時の情報に基づきます。おでかけの際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

入館料金大人(高校生以上):300円
3歳から中学生:100円

施設名称 横浜市市電保存館
住所 横浜市磯子区滝頭3-1-53
営業時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)

※休日は駐車場が混雑します。
ご来館の際には公共交通機関をご利用ください。

休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/3)
※春休み・夏休み・冬休み期間中は月曜日も開館

アクセス 最寄りのバス停は「市電保存館前」「滝頭」です。
  • 地下鉄吉野町駅から市営バス113系統磯子駅行・156系統滝頭行で約7分。「滝頭」下車徒歩3分。
  • 地下鉄阪東橋駅から市営バス68系統滝頭行・102系統滝頭行で約10分。「滝頭」下車徒歩3分。
  • JR根岸駅から市営バス21系統市電保存館行・78系統磯子駅行・133系統上大岡駅行で約7分。「市電保存館前」下車すぐ。
  • 上大岡駅から市営バス133系統根岸駅行で約20分。「市電保存館前」下車すぐ。
  • 横浜駅東口から京急バス110系統・市営バス102系統で約30分。「滝頭」下車徒歩3分。

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この記事を書いた人はぴママライター : みーちゃん
元小学校教諭・幼稚園教諭免許あり
アドラー心理学子供との関わり方講座講師
Instagram: @sendenbucho_m