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ママの救世主!マクロビ出張料理体験レポート

料理でママにパワーを与えたい


仕事で忙しい!料理が苦手!病気やケガで料理が作れない!子育てで参っている!
「そんなママを料理でサポートしたい」という思いから、マクロビ出張料理を立ち上げた森山聖子さん。
今回は、筆者の自宅に聖子さんに来ていただき、出張料理を体験しました。
マクロビとは、マクロビオティックを略した言葉。ギリシャ語を語源とし、「マクロ=大きな」「ビオ=生命」「ティック=術、学」の3つの言葉から成っており、「大いなる生命」という意味をもちます。食を自然との調和から捉え,陰陽の原理を取り入れた自然食中心の食生活に基づく長寿法と言われています。ヴィーガンとは異なり、肉や魚を食べてはいけないわけではなく、その人に合わせたバランスのとれた食事をめざします。
母乳育児中に乳腺炎になったことをきっかけにマクロビ料理に興味を持ち始め、学んだという聖子さん。妊娠期や母乳育児中など、どんな時でも安心して食べられること、アレルギーのある子もない子も一緒に同じものを食べられることを大切にしているのだそう。

出張料理の流れ

1)申込みや事前打ち合わせは公式LINEで

「おつきさまとおひさま」の公式LINEをつうじて募集の案内があります。申し込みはもちろん、日程などの調整もLINEで完結するのでスムーズ。
2~3日前に、家にある材料や道具、調味料の確認、家族構成や作る量、作ってほしいメニューの確認、味の好みなどをアンケート形式でていねいにヒアリングしてくれます。調味料は別途500円の追加料金を支払えば、持参してもらうことも可能です。

初めて利用する場合は、特別料金の2回セットのみの受付となります。2回以上の利用で、マクロビ出張料理の良さをより理解することができるからだそう。3回目以降はスポット利用に加え、毎週・隔週を選べる定期利用のプランも。

2) 出張料理当日

「お願いしまーす!」と爽やかな笑顔で登場した聖子さん。初めてで緊張していましたが、この笑顔にホッとして気持ちがほぐれました。
できあがった料理を入れるための保存容器や、調味料、食材や調理器具など、事前の打ち合わせ内容にしたがってこちらで用意したものを手早く確認していきます。

3)早速調理スタート!

手際のいい手つきで調理が始まりました。およそ2時間で5品を作ります。内訳は、主菜1品に副菜3品、汁物1品。汁物は副菜に変更可能だそう。
マクロビの「一物全体」、つまり食べ物の全部から栄養を摂るという考え方に基づき、基本的には皮や葉までおいしくいただける料理を作ります。切り方も食べ物の陰陽を意識していて、とても勉強になりました。

4)調理中の過ごし方

「この味でどうでしょう。」と味つけや食材の切る大きさなどをていねいに確認してくれます。“自分の好みではなく、その家族の好みの味に近づけること“が聖子さんのこだわり。家族が安心できる味を大切にしたいという想いからなのだそうです。また、赤ちゃんやお年寄りなど、家族構成や状況に合わせて対応してもらえるのも助かるポイントです。

5)出来上がり

料理は完成した順にどんどん保存容器に入れていきます。
1回目の出張料理で作っていただいたメニューは、鶏胸肉のから揚げ、キノコの塩炒め、蓮根のきんぴら、ひじきの酢の物、大根と豆腐となめこの味噌汁の5品

事前に打ち合わせで決めていたメニューは鶏胸肉の塩こうじから揚げでしたが、塩こうじを切らしていたのでガーリックソルトに変更しました。蓮根のきんぴらには予定になかった糸こんにゃくを入れてもらったり、味噌汁に里芋を使う予定が、その前に間違えて使ってしまって大根で代用してもらったりと、臨機応変に対応していただきました。
2回目の出張料理では、汁物を副菜に変更してもらい、鳥そぼろのすき焼き風、白菜の和風サラダ、白菜とキノコの塩炒め、大根と椎茸の醤油炒め、セロリのきんぴらを作っていただきました。

事前に決定したメニューにこだわらず、その時の状況に合わせて臨機応変に対応してくれるところが、とてもありがたかったです。
びっくりしたのは聖子さんの当日の料理メモ。メニュー名と簡単な調味料が書かれているのみで詳しいレシピの記載はありません。理由を尋ねてみると「臨機応変に対応したいから」とのことでした。各家庭の希望に寄り添いたいという気持ちを、このメモからも感じ取ることができます。

できあがったメニューはどれもおいしく、味見の手が止まらないほど。
「子どもが野菜を食べられなかったけれど、聖子さんの料理はおいしいと食べてくれました!」との感想が届くことも多いのだとか。

出張料理のサービスを体験した感想

なんと言っても、その日の夕飯の心配をしなくて済む解放感は大きいです。ゆっくりした気持ちで子どもと過ごすことができるうえに、おいしい料理が待っている!このサービスのおかげで胃袋も心も最高の一日になります。
 また聖子さんの時々出てくる優しい言葉や明るい笑顔にも癒されます。使った調理器具はきれいに洗い、拭き上げてくれるので、来る前よりキッチンがきれいになった気がするくらいでした。
洗濯物が溜まっていたり、部屋が片付いてなかったりしても大丈夫。シンクの周りが作業できる状態であればあとはお気になさらず、と聖子さん。家に人を入れるプレッシャーも、聖子さんのお人柄のおかげでかなり軽減される気がします。

長くお願いしたいと思える、おすすめのサービスでした!

今回取材した方

聖子さんにとって出張料理はずっと前からの夢でした。
夫の転勤で実家にも頼れず、友達もいない中での育児。長男が3歳の時に第二子の流産を経験し、ぎっくり腰も重なって、キッチンに立つことができなくなりました。当時通っていたマクロビ料理教室の先生や、その教室で初めて出会った方が料理を作ってきてくれたことがきっかけで、「料理で人を支えられるんだ。私もこの恩を、困っているママに還元していきたい。」と思うようになったのだそう。

 そんな聖子さんが作るお料理は、心も身体もほっとするものばかりです。
「子連れでも安心して食べられる空間を」と2022年にはマクロビカフェ「おつきさまとおひさま」を港北区大倉山にオープン。いまではカフェに集まるお客さん同士が自然に繋がり合う暖かい場所になりました。カフェで聖子さんの料理を知って出張料理の依頼が入ったりすることも。

(大倉山の月1マクロビカフェ「おつきさまとおひさま」)
2024年2月からは出張料理のサービスを本格始動。また、料理が苦手な人でも簡単に体に優しい料理が作れるようになるマクロビ料理教室も開催する予定です。カフェは2024年3月をもって無期限休業に入るようですが、得意な“料理”を通じて「ママのために」と行動する今後の聖子さんの活動に目が離せません。

マクロビ出張料理情報「おつきさまとおひさま」

※取材時の情報に基づきます。おでかけの際は必ずインスタグラム公式サイトで最新情報をご確認ください。

施設名称 「おつきさまとおひさま」
定休日 不定休
ご予約 おつきさまとおひさま公式ラインアカウント
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=398ryyhz
利用案内 【金額】
初回ご利用特別価格(2回セット)
14,000円→1,3000円
(7,000円→6,500円/回)
【メニュー】
スポット利用7,000円/回
定期利用(毎週・隔週 6,000円/回)
【 利用条件 】
・初回は2回セット利用
・調理時間開始が10時~12時の時間帯に都合の合う方(所要時間は約2時間)
・横浜市立大綱小から車や電車で30分以内にお住まいの方
・アンケートにご協力をお願いできる方
・交通費別途(車の場合→800円+駐車料金、電車の場合→実費+500円、自転車の場合→500円)
2024年2月現在
インスタグラム @snow.seiko

はぴママ体験レポートについて

「はぴママ体験レポート」はライターが取材をして体験レポートを記事にするコンテンツです。掲載希望の方は、問い合わせフォームよりお問い合わせください(取材及び掲載の詳細・規定をご案内いたします)

この記事を書いた人

はぴママライター : みーちゃん
元小学校教諭・幼稚園教諭免許あり
アドラー心理学子供との関わり方講座講師
Instagram: @sendenbucho_m